はっぴ自体は形を変えずに長年に渡り、現代まで見事に受け継がれてきた伝統品と言えると思いますが、その着用の仕方はラフになりつつあります。
ある意味、腰には刀を携えていたはずの時代から豹変し、現代では手の平にコンピューターを携えて街を練り歩ける時代になっているのですから、はんてんの纏う方法だって変ってきて当然とも言えるのですが、折角ならば正しい着用方法で伝統行事などに臨みたいところ。
こちらでははっぴの伝統的な纏う方法を記載しました。
オリジナルで制作された自慢の格安はんてんをより美憐に見せつけ、他人ともっと差をつけるプリントだけでなく、正しい着方を持ってして披露してみませんか?
- △はんてんの正装に必須アイテム
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初めにちゃんとはんてんを着こなす為の必須品をご紹介いたします。下記をご覧くださいませ。
- 股引
- 腹掛
- 角帯
- 手ぬぐい
- 草鞋(わらじ)
これら全てをそろえる必要はありませんが、上3つはほぼほぼ必須であり、法被の下に着ている物が「いかにも洋服」である感を回避する事が可能です。
和の趣一杯に製作した激安はっぴならば、現代的な洋服によって雰囲気を壊してしまう事は避けたい所ですし、もしも販売促進効果に期待して作成していたならば、その効果を大幅に低下させる事にも繋がりかねません。
- △角帯の結び方
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上記しました中でもはっぴの見た目を左右する物が角帯です。印刷内容と同じくらいに外見に関わりますので、是非拘りたい部分。
初めて行う方にとっては、日常で使用しない結び方である為に難しいかもしれませんが、ココが決まれば美しいはっぴを着飾っているように見えること間違いなしです。
- 【角帯基本結び】
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- 角帯の片端部分2,30cm程を横に2つ折りにし、折った部分を巻き込まない様にして、残っている帯を腰部分に巻き付けます。
- 最後まで腰に巻ききらずに30cm程残します。
- 初めに2つ折りにした部分と最後に残った帯を交差させてみて、帯広の方が長くなるように調節します。
- 腰に巻いている帯の下からくぐらせて上に出します。
- 2つ折りの帯と4の過程で上から出している帯を結びます。この時帯が広い方が上からかぶさるようにしてください。
- 最後に、ネクタイの結び目を直す様に美しく整えて背中の右か左に寄せれば完成です。