唐突に突然ですが、はっぴと言う物は基本的には洗濯をしない物。
使用していって使い込みが目に見えるからこそ粋なのです。と言いましても衛生面が気になる方も多数いるはず。
販促等を持って、飲食店での制服としての活用も有るためクレンリネスの面からしても洗濯が重要になります。
- △はんてん洗濯の基本
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祭りに頻繁に登場して活躍するはっぴですが、祭りと言えば夏ですよね。暑くて暑くて仕方が無く汗もたっぷりと掻くはずです。
この汗がプリントした染色インクを変化させてしまい変色へつながってしまいます。
ですので、もしも汗でびっしょりと濡れてしまった場合には水で確実に洗い流してあげると、製作したはんてんの品質保持に繋がってくれます。
あまり、はっぴを洗濯しない場合には、この「汗」を一つの基準にして洗う事をおススメしております。
- △はんてん洗濯の際のポイント
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いつもの洋服と同じ様に法被を洗う事が出来ないわけではありません。
ただしそれは素材にテトロントロマットなどの激安な化繊素材を採用して制作された場合のみ。
しかし綿素材かつ、染めにて作成されたオリジナルの半纏は幾つかのポイントを守って洗濯する必要が出て来ます。
以下にポイントをまとめましたのでどうぞご覧くださいませ。
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- アルカリ性が大の苦手
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強力な汚れ落としのシーンにて登場するのがアルカリ性の洗剤。生活の友と言えるくらい日常には必須品ですが、はんてんの場合には染めが抜けやすい為要注意。
水や洗剤には中性、もしくは酸性よりの物を選択した方が安全です。塩や酢などを入れて洗うと改善されます。
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- 水温度が重要
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暖かな水を浸かって洗いますと、汚れが取れやすい代わりに染料も流れて行ってしまいます。
そこで、冷水にて洗濯をおススメしております。強力に汚れを落とす事はできませんが色止め効果を発揮します。
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- 縮みに注意
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上記冷や水を使った洗濯は、確実にはんてんの生地を縮ませる事となります。
しかしながら、これは対策する方法がございます。まずは、洗濯終了後の干す際に引っ張って伸ばします。
乾燥後のアイロンでも再度伸ばしながらかけると縮み問題は解決です。
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- 太陽光も大敵
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干す際ですが、太陽光に当ててしまうと一気に寿命を縮めてしまいます。必ず陰干しにてはっぴを乾かしてください。
これだけ守れば、格安にて特注の印刷はっぴも長持ちしてくれるはずです。
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